住宅確保給付金のお話

住宅確保給付金のお話
   

こんばんわ、kazuです。

週末の2日間を使って家の中を少し大掛かりに掃除しました。

私は基本的に重いものの持ち運びNGなのでそういう部分は妻に任せきりですが・・・男としてのプライドは癌細胞と一緒にがんセンターに置いてきました。

さて、闘病編が退院を迎え、一区切りついたので少し番外なぞ書こうかなと思います。

皆様、病気や怪我で就労が困難になった場合、自治体が家賃を補助してくれる制度があることをご存知でしたか?

今回は「住宅確保給付金」のお話です。

実はこれ、保険のお話と共に絶対に書きたかった話です。むしろこの話のためにブログを始めたと言っても過言ではありません。少し言い過ぎました。

住宅確保給付金とは

事の発端は大家さんが我が家に来た時の一言です。

入院当時から現在まで住み続けているアパートなのですが、大家さんは母の同級生の方の奥さんでした。

その大家さんが、私が退院して少しした頃にお見舞いを持って訪ねてくれた時に言いました。

「病気とかで働けない時って、国から家賃補助があるんじゃなかったっけ?」

目から鱗が鮭1匹分くらい落ちました。

そうなの!?そんな制度あるの?

早速市役所の社会福祉課へGO

制度の内容

「実は病気で仕事ができないんですけど・・・」

社会福祉課では、病気にかかってからこれまでのこと。今現在の病状やリハビリの状況や今後の予定。さらに家族構成などについて事細かく質問されました。

私は聞かれたことに全部答え、最後に「大家さんから家賃に関して国の補助があるって聞いたんスけど」と素直に聞いてみました。そしたら・・・

本当にありました。それが「住宅確保給付金」です。

しかし、「働けない人のために国が家賃を出してくれる」というと少し語弊があります。

実はこれ、自治体による「就労支援」の一環でした。

つまり・・・

・怪我や病気を含む様々な理由により、就労が困難になる

・その様々な理由を抱えながらも、「就労の意思」がある人に対して自治体が就労支援のプランを組む

・その「プラン」の一部として、「住む所がなくなると就労に影響が出る」という理由から、必要な人間に対して「住宅確保給付金」を支給する

という流れです。

つまりあくまで「就労のため」の制度ですから、仕事は現状できない、けど家賃が困るという方は対象にはなりません。

そして制度の内容自体にも県や市などの自治体ごとに少しづつ違いがあるようです。

ちなみに私の住んでいる市の制度では

・週に1度のハローワーク通い(専用のプリントを渡され、ハロワ担当者の押印が必要)+社会福祉課へ報告(電話も可)

・月に1度の就職活動。具体的には応募や面接など

・以上2点を必ず行うことで配偶者の有無や家族人数に応じて世帯所得のボーダーが決まり、そのボーダーより世帯所得が低い場合には住宅確保給付金を支給される

ちなみに就職活動に関してはハローワーク以外にも、地元の障害者支援団体などを紹介してくれてそちら経由からも求人を持ってきてくれます。

これは・・・私にとって渡りに船!

家賃補助はもちろんめちゃくちゃ助かります。しかしそれ以上に就労支援をしてくれるのはさらに助かる!

ちなみに我が家は5人世帯。当時所得があったのは妻のみで、自治体が定める世帯所得のボーダーは余裕で下回っていました。

そして賃貸借契約書の写しなどを提出し、我が家の場合5万円弱の給付金が決定しました。

ちなみに家賃は5万6千円程度ですから、ほぼ全額に近い補助が出たことになります。

さらにこの制度の凄いところは、内容が内容だけに急を要していることが多いらしく(何ヶ月も家賃を滞納して退去寸前で駆け込んでくるケースも少なくないそうです)申請から給付決定、支払いまでが早い!

私のケースでは申請からおよそ2週間ほどで支給されました。これは行政の手続きの中ではかなり早い部類ではないでしょうか。

給付期間は、元となる就労支援のプランが3か月プランであることから3か月間です。

しかしその3か月で就労ができなかった場合は延長(リプラン)となりさらに3か月。それが2回までできますので最長9か月ということになりますね。

もしその9か月でも就労が困難だった場合はさらに別のステージに行くそうですが、幸い私はその前に就職が決まりましたのでそこまで行きませんでした。

生活保護との違い

行政による生活の支援といえば「生活保護」が一番有名ですよね。

私のケースでも、十分に「生活保護」の対象となり得るそうです。最初に社会福祉課であれこれ聞かれたのは、生活保護の必要があるかどうかの判断もあったそうです。

私は生活保護は一切考えていませんでした。理由は簡単で、様々なことに制限がかかるから。

私の住んでいる町はとても田舎で、車がほぼ必須です。妻の出勤も、日々の買い出しも車がなければままならないほどに。

生活保護の申請は車を所持しているとまず通らないそうですね。

私も勘違いしていたのですが、生活保護とは「個人」が受けるのではなく「世帯」が受けるということ。

たとえ車が妻名義でも、私と同世帯である以上生活保護は受けられません。

その他にも預金のことやなんやかんや様々な制限がつきます。

本当に生活が窮してしまえばそんなことは言ってられなくなるのですが、我が家に関してはそこまで窮してはいなかったので。それでも滅茶苦茶苦しかったですけどね。

生活保護と住宅確保給付金の違いは「今後就労が可能か不可能か(就労の意思があるかないか)」であり、生活確保給付金は生活保護の対象になる1歩手前という感じになります。もしかしたら前項で書いた「9か月で就労で来なかった場合の次のステージ」とは生活保護のことかもしれませんね。

最後に

生活保護を筆頭に、世間ではアレコレと良くない話がこぞってマスコミに取りあげられました。

そのおかげで「生活保護=悪」のような図式すら出来上がってしまったように思います。

もちろん不正受給は悪です。しかし制度そのものは、必要な人間がいるからあるものです。

その制度が必要な人間が給付を受けるのはもちろん「悪」ではないし「恥ずかしいこと」でもないと私は思います。

今回私がこの制度を知ったきっかけは大家さんの一言です。悪目立ちもありますが「生活保護」に比べ「住宅確保給付金」ははっきり言って周知されていない気がします。もっと行政が啓発をしてくれたら、他にも助けられた人が大勢いたのではないでしょうか。

有名になれば必ず制度を悪用する人間が出てくるため、積極的な啓発を行っていないのかもしれませんが、それが本末転倒を引き起こしているように思います。

必要な人間に、この情報が届くように今回ブログにまとめました。

この記事を読んでくれている方が、万が一このような事態になってしまった時、この記事を思い出しその助けになれれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。

 
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