【コラム】機種代を分割できないMVNO(格安sim)で大きな負担なくiPhoneを使う話

【コラム】機種代を分割できないMVNO(格安sim)で大きな負担なくiPhoneを使う話
   

こんばんわ、kazuです。

先日iPhoneをsimロック解除してMVNOで使えるようにしたのですが(ここの冒頭スペースでも少し書きました)、それを周りの人に世間話的にすると「そんなことできるの!?」と結構な人数に言われたので、もしかしたらこれってトリビアに(以下略)

というわけで、こんな何気ない話を今後もすることがあると思うので新カテゴリー「コラム」を増設しましてダラダラと書いて行こうと思います。

MVNOについて熟知されている方は読み飛ばしてください。

今回のお話は「格安simで格安でiPhoneの新機種を使う方法」ではなく、「格安simでiPhoneを使いたいけどまとめて10万なんて無理!なんとか最初の投資を抑える方法」という内容ですのでお間違いなく。

格安simって?

ここは今更感がありますが、私の周りでは未だによく分からないという方が多かったのでザックリと説明します。

MVNO(格安sim)とは、これまで3社によってほぼ寡占(複数社での独占)状態だった携帯電話のキャリア市場に新たに参入した会社の総称ですね。

寡占をしていた3社とは言うまでもなく「docomo」「softbank」「au」のことです。

MVNO各社が参入するまでは、日本人のほぼ全員がこの3社のどこかと契約をして携帯電話を使っていたと思います。

そこに新たに何社かが参入したため大手3社に限らず、もっと選択肢が増えたということです。

最近は「電気」の事業でも同じようなことが起こっていますね。かつては東京電力の管内で電気を使うには東京電力から買うしか選択肢がほぼなかったのですが、現在は様々な企業から選ぶことができるようになりました。MVNOに非常に似ています。

そもそもsimってなに?

ここからよく分からないという方も多いという印象がありますのでちょっと説明を。

「sim」とは「simカード」のことです。スマホの中に入れる小さなカードですね。

ガラケー時代から携帯を持っている方に多い勘違いなのですが、携帯電話会社(以下キャリア)と契約をする対象は「スマホ本体」ではなく、この「simカード」です。

スマホ本体はその「simカード」を使うための外身に過ぎません。

この「simカード」が「電話番号」を持っていて、携帯ショップなどで決めた「プラン」もここに記憶されています。

つまり、新規で〇〇〇〇という電話番号のiPhone(A機)を契約して、そのiPhoneからsimカードを抜いて別のiPhone(B機)に挿入します。そして〇〇〇〇に電話をかけると鳴るのは「B機」の方ということになります。

主要MVNO

・Y!mobile

・楽天モバイル

・LINEモバイル

・UQモバイル

・mineo

などなど

MVNOの特徴

メリット

・月々の料金が割安(に抑えることができる)

これが1番のメリットとして語られることが多いですね。

すでにある市場に後から参入するには、先にある企業との差別化が必須です。そりゃそうですよね。先にある企業には「実績による信頼」というものがあるのですから、同じ条件で勝負しても勝てません。

その「差別化」で1番分かりやすい(伝わりやすい)のが「料金の安さ」です。

サービスの内容などで差別化を計ることももちろん可能ですが、パッとは判りづらいですよね。

なので数字ですぐに比較できる「料金の安さ」を売りにしていることが多いです。「格安sim」と呼ばれる所以でもありますね。

デメリット

しかし落とし穴に注意です。料金が安いのにはもちろん理由があるのです。

・サービスが少ない

MVNOの料金が安いのは「サービスの切り売り」だからです。

つまり、大手3社が標準装備のように提供しているサービスがMVNOにはなかったりします。

具体的に、というとMVNOは何十社もあるので一様には言えないのですが、代表的な部分を紹介します。

・ショップが圧倒的に少ない

これが1番よく言われることですね。基本的にMVNOはショップで何か手続きをする、という想定ではありません。

大手3社にも言えることですが、最近はプラン変更や料金の確認、機種変更まで自宅からネットで出来ます。

大手3社が「ネットでもできるけどお近くのショップも利用してね」というスタンスなのに対し、MVNOは「基本的にはネットで。ショップもあるけど少ないよ」というスタンスということです。

私は以前はsoftbankを利用しており、近所のショップを利用することもあったのですが1時間待ちはザラという状態でした。それはプラン変更や機種変更、中には機種の使い方について聞くために来ている方が大勢いるからです。

ネットで出来る手続きでも、いわゆる「疎い方」には難しいことも多いと思います。

そういう方はMVNOには向いていないということですね。

・最新機種がない、機種代の分割や機種代の負担がない(少ない)

例えば新型のiPhoneが出たとしたら、大手3社はすぐに買うことができますよね?しかも頭金なしの分割で買えたり、「月々割」や「毎月割」という名で機種代金の負担を減らすサービスもあります。

しかしMVNOは、新型のiPhoneを買うことはできません。(私の知っている限りでは)

もしMVNOで新型のiPhoneを使いたければ、Apple storeから正規の金額で買う必要があります。

分割はもちろん出来ますが、金利がかかる上にもちろん割引のサービスもありません。

【2018.4.4追記】
最近では分割やキャッシュバックしてくれるところもあるようです。


大手キャリアで新型のiPhoneに買い換える場合には「アクティベート」という作業(詳しくは後述)もショップ店員さんがやってくれますが、MVNOでは自分でやる必要があります。

以上のことを踏まえて言えば、「ネットで手続きもできるし、機種変からデータ移行も自分でできるよ」って方はMVNOでもいいかもしれませんが、「ちょっとそういうことは分からないし、出来たら店員さんと話しながらやりたい」という方には大手キャリアの方がいいということですね。

よくネットでは「まだ大手3社使ってるの?」とか「MVNO使ってない人は情弱(情報弱者)」というコメントを見かけますが、それは穿った見方です。大手3社はボッタクリで高いわけではなく、MVNOが提供していないサービスを提供しているから高いのです。それは「必要な人」がいるから存続しているサービスなわけで、必ずしもMVNOに変えることが正しいわけではありません。

auのiPhoneをY!mobileで使えるようにする

ここまで長々と書いてきましたが、ここまでは前置きです。そしてもう少し前置きが続きます。

今回私がsimロック解除をしたのは、中3の息子が「新しいiPhoneが欲しい」と言い出したことが発端です。

息子には去年から「Y!mobileで契約したsim」を挿入した「iPhone5s」を持たせていたのですが、お得意の「周りのみんなはもっと新しい機種を使ってる」と「新しいOSが次から使えない」と「容量が足りない(16GB)」を理由に新型をねだられていました。

むむむ・・・しかし↑で書いたようにY!mobileで新型のiPhoneを買うことはできないし、Appleで買うにしても10万の出費はイタイな・・・ってことで思いついたのが(最初に戻りますが)「最初の出費を抑えて新しいiPhoneを息子に」ということです。

本題に入る前に、もう1つ覚えていただきたいことがあります。iPhoneはどのsimカードを挿しても動くわけではないということです

simロックってなに?

大手キャリアが販売するiPhoneには「simロック」というものがかかっています。

これは何かというと、「docomoで買ったiPhoneはdocomoで契約したsimカードしか使えない」ということです。

競争の激しい業界ですから、自分のトコの顧客が少しでもヨソに移らないようにするための作戦ですね。これはもうアレです。ただの嫌がらせです。

iPhoneを最初に設定する際、「アクティベート」という作業をします。これはiPhone本体にsimを認識させる作業なのですが、ロックが解除されていないiPhoneで他社のsimを挿入すると、この「アクティベート」が完了せず、iPhoneが使える状態になりません。

simロックを解除する方法

しかしその「simロック」を解除する方法もあります。いくつか条件がありまして

・2015年5月以降に発売された機種であること

・契約(購入)から101日以上経過していること

・その機種の残債(機種代の分割金)が残っていないこと

この3つを満たしていれば、キャリアに申請をすることでsimロックを解除できます。つまり購入したキャリア以外のキャリアでも使用可能になるということですね。

ちなみにApple storeで販売しているiPhoneは「simフリー(白ロム)」と呼ばれ、最初からどこのキャリアでも使用可能です。素敵!!

simロック解除の手続きは店頭かネット上(my auなど)でできるのですが、店頭では手数料が3000円かかります。

ネットからだと無料ですので必ずネットから手続きしましょう。簡単にできます。むしろMVNOに移行を考えてのsimロック解除ならこれくらいは自身で出来ないと先々厳しいです。

通常であれば手続き完了から5分も待たずに解除されるそうです。私は以前書いたように年度末の大混雑に巻き込まれて1晩かかりました。

simロック解除が要らないケース

ここは少々複雑なのですが・・・

MVNOは実はそれぞれ、大手キャリアに依存しています。

例えば、Y!mobileや楽天モバイルはsoftbank、LINEモバイルはdocomoという風にバックが付いているのです。実は。

なので「softbankで購入したiPhone」を「Y!mobile」で使用する場合、simロックがかかったままでも使えることがあるそうです。

しかし、あくまで「使えるかも」ということですから出来ることならきちんと「simロック解除」をしてから使うことをオススメします。

いよいよ本題

ついにY!mobile用のiPhoneを作ります。

ここまでの前置きを読んで頂ければ、流れだけで理解していただけると思います。

①妻がauで契約している「iPhone7(契約8ヶ月目)」を「iPhone8」に機種変更する。その際、残債を翌月一括清算の手続きを行う(この手続きをすれば支払い前であっても残債0とみなされる)

②7から8にデータ移行完了後、7をsimロック解除。

③7にY!mobileのsimを挿入しアクティベート

④「iPhone5s」から7にデータ移行

以上です。

普通にApple storeからiPhone7を購入して息子に渡すのであれば初期費用で10万はかかると思います。

この方法では残債の一括で3万程度はかかりますが、初期費用はそれだけで済み、月々の支払いも残債を一括返済した状態で機種変なのでほとんど変わりません。

もしも家族内で大手キャリアを利用している人がいて、MVNOの機種を新型に負担少なめで変えたいのであれば使える手段だと思います。お試しあれ。

初めての「コラム」で思った以上に長くなり自分でもビックリしていますが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

それでは、また。

 
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