【22話】試練を越えて、念願の一時退院

【22話】試練を越えて、念願の一時退院
   

こんばんわ、kazuです。

桜が満開目前です。4月2日が保育園の入園式なので、ジャスト満開だと良いなぁ。

さてさて、前回ついに一時退院を果たした私ですが、楽しい年末年始を過ごせるのでしょうか???

無事到着

がんセンターから車に揺られること1時間ちょい。我が実家に到着しました。

普段の私は寄り道が大好きで、1時間も車で走ろうものなら3件はコンビニに寄ります。

しかしさすがにこの時はほぼまっすぐの帰宅となりました。苦労して乗り込んだ車、降りるのも一苦労で再び乗るのも大苦労ですから。

そして実家の駐車場。試練の時です。

実家の駐車場から玄関まで6段ほどの階段。これを登れるかが今回の一時退院の最初の問題だったのです。

しかし、もうあの時の私ではない。21話でも書いたように私は「階段を登るために生まれてきた男」です。

すんなりと・・・階段クリアァァァァァァ!!

むしろこの後の「上がり框」の方がちょっと苦戦しました。玄関の靴を脱ぐとこの段差ですね。高ぇよ段差が。

こうやって不自由な体になって外に出ると、少しの段差や坂などがとてつもない障害であることを痛烈に感じました。

今の私はそこまで不自由には感じないのですが、手術後1年程度はあちらこちらに辛い場所がありました。

皆様も障害者の方が困っていたら、どうかご慈悲を・・・

退院準備

ベッドはあらかじめ、一時退院の許可が出た時点で用意をしていました。

私の場合、この一時退院の時や本格的に退院してもしばらくはいわゆる「パラマウントベッド」のようなリクライニングするタイプが必須でしたが、いずれ必要なくなるだろうとのことで購入はせずレンタルにしました。

病院が紹介してくれた実家からほど近い介護用品の専門店から借りることにしたのですが、「きっと高いんだろうなぁ(遠い目)」で連絡をしてみると・・・

1か月2000円!やっっっす!

ウン万円は取られると思っていたのでめっちゃビックリでした。この時点では障害者手帳があるわけでもないし、なんでこんなに安いんだろうか。元取れるの?

しかも対応が迅速極まっていて、直前まで退院できるかわからなかった私ですが、許可が下りてからお願いしてもちゃーんと数日後の退院に間に合わせてくれました。

実家はリビングの横に6畳の元和室(犬を飼い始めて洋室に改造)があるので、そちらにベッドを組んでもらいました。

ベッド自体も病院で使っているものに近い感じで使いやすかったです。むしろ病院のより寝心地は良かったかも。

これでこの金額なら・・・と思い、いつか訪れる本退院の日まで借りっぱなしでいることを決めましたよ。

本退院でもとりあえずはココに帰宅なので。

やっぱ家っていいね

とは言っても実家ですが。それでも病院に比べると随分と気分は上がります。

結局はベッドから降りられないので、やることと言えば・・・ゲーム。

しかし病院とは違いますよ病院とは。家だから据え置き機が使えるんです!

この時はなぜか「龍が如く2」をやってましたね。あとは据え置きではないですが「モンスターハンターX」が出たばかりでしたので、それも結構やりました。ちなみに我が家は夫婦でハンターです。私が弓で、妻はライトボウガン。

そして美味しいけど味気のない病院食とはしばしお別れで、久しぶりの家庭料理も食べられます!もう病院帰りたくない(泣)

しかし残された試練も

いいことばかりではありませんが。

風呂・トイレ問題です。

まず、風呂問題については、病院から掴まり棒置くだけタイプを借りてきたので、入浴介助に当たる妻の体力とウチ風呂の狭ささえクリアできれば問題ありません。

結論から言えばなんとか入ることができました。妻がめっちゃ頑張った。脱衣所から風呂場に入るのに上がり框並みの段差がありそこを登るがめっちゃ大変でしたが、そこも含めて妻がめっちゃ頑張った。

でもね・・・全然別の問題が。めっちゃ寒い。

季節は冬真っ只中ですが、湯船には入れませんから。シャワーだけですから。しかも座ることはまだ骨盤が許してくれないので、立ちっぱだから体力の関係で時間もごく短いものですし。めっちゃ寒い。

これは予想外でした。いや、少し考えればわかることなんですけど、がんセンターが6月の気温に調整されているので完全に忘れてました。冬ってことを。

しかし風邪をひくわけにもいかない。がんセンターは治療のため免疫の落ちた入院患者さんが大勢います。見舞い客でも風邪をひいているとお断りされるのです。

そこに咳をゴッホゴッホしながら鼻水ジュルンジュルンで「帰ってきましたーまた入院しまーす」なんて言っても追い返されます。病気を理由に病院を追い出されるというシュールな状態になってしまうんです。

それは大変困るので・・・気合いですね。気合いで一時退院を健康体で乗り切りました。

続いてトイレ問題。

これはまぁ、無理でした。狭くて座れん。

しかし計画通り、近所のスーパーを利用することで難を逃れました。しかも奇跡的にがんセンターのトイレと同じ構造の障害者用トイレだったためかなり使いやすかったです。

誤算があるとすれば、気づかずに「HELPボタン」を押してしまって用足し中に従業員が来てしまったことくらいかな。うん、大した問題じゃあない。

こうして私の僅かな期間の帰宅ライフは順調に始まりました。

次はいよいよ・・・念願の魔裟斗選手の試合です!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。

続きを読む→第23話「大晦日」

 
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