【第19話】私の一張羅。装具ができて入院生活が少し向上。

【第19話】私の一張羅。装具ができて入院生活が少し向上。
   

こんにちわ、kazuです。

年度の切り替えで色々バタバタとしてきました。

前回ついにギプスをカットし、装具での生活が始まりました。

装具とはここから長い付き合いになっていきます。

装具の生活

着けたり外したり

装具は基本的に、ベッド上では装着しません。ギプスで固定されていた期間に骨盤(股関節)が安定してきたのが大きな理由ですね。

手術直後には私の骨盤(股関節)は非常に不安定で、衝撃や動き方によって簡単に外れてしまう状態でした。

いわゆる「脱臼」の状態ですが、一般的な脱臼は割と簡単に治るのに対し、私が股関節を脱臼したら最悪の場合もう1度手術をしないといけないそうです。

さらにかなーり痛いらしく、脱臼した方は恐怖でもれなくリハビリに消極的になってしまうそうです。

その「脱臼するリスク」が骨盤の安定によってだいぶ減ったため、「装具の装着はリハビリの時だけ」ということになりました。

装着をする時は寝転がったまま、腰を持ち上げて装着してもらいます。この時点で1人での脱着は無理でした。

立ったままであればできるのですが、ギプスが取れたからといって股関節を曲げていいわけではありません。

座る体勢を取れない私はまだ、自力で立ったり寝たりできないのです。

それでも先々を見越して、リハビリの時には立った状態で脱着の練習をしましたけどね。

ベッドが起こせる

ギプスが外れたことで、ベッドを起こす角度が少し上がりました。

ここまでは「5°」というあるのかないのかわからない程度の角度が、この頃には20°程度まで起こしてもいい許可が出ます。

ここまでくればさすがに背中が上がっている感覚がちゃんとあります。

これまでは食事の際、ご飯の置いてあるテーブルを下から見上げて1人闇鍋状態でおかずを探っていましたが、ようやく同じくらいの位置まで目線が上がり、おかずを目視で選べるようになりました。

この頃の生活

柔らかくないご飯!

ようやく「おかゆ期」を抜け、ちゃんとした「ご飯」が食べれるようになりました!

柔らかいご飯が苦手な私は、強制炭水化物ダイエットだったのですがついに卒業です。長かった・・・

しかし・・・入院経験のある方はわかると思いますが、「病院食」って淡白ですよね?

ここまではおかずのみしか食べていなかったのでいいのですが、白米を食べようと思うと少し物足りません。

なので私は「ふりかけ」や「納豆」などが必須になるのですが・・・

実はがんセンターの中にあるミニストップには「納豆」が置いてありません。

これには理由があり、癌のお薬の中には「納豆菌を摂ると効果がなくなるもの」があるそうです。へぇ〜。

そのため入院患者が間違って食べてしまわないようにミニストップでは取り扱いをしないとのこと。

これは困った。がんセンターは家からは少し距離があるため、妻が来てくれるのは仕事のない週末だけ。

食事は1週間で21回もある。納豆が足りない。納豆不足に陥る。

そこで助けてくれたのが友人でした。

友人の家も近いとは言い難い距離ですが、自営業で時間の融通がきくときは納豆を持って見舞いに来てくれました。

持つべきものは納豆を持ってきてくれる友人ですね!

ついに「アレ」ができる

念願の・・・お風呂に入れました!!

手術後ずっと動けない私は「清拭(せいしき)」のみでした。つまり看護師さんに体を拭いてもらうだけ。

これはこれで気持ち良かったですが、やっぱりお風呂に入りたい。

しかし自力で立てない、立っても歩けない、支えがあっても立てる時間に限りがある私には到底無理でした。

ですが・・・そんな人でも入れるお風呂ががんセンターにはあるのです。がんセンターすごすぎる!!

まずは、ベッドからいつもと違うストレッチャーに乗り換えます。これは寝るところがメッシュになっています。

そしてそこで寝たまま全てを脱がされ、大きなタオルケットをかけられます。

部屋を移動。タオルケットの下には生まれたままの私。

「お風呂」に着きます。「お風呂」とは、大きなドームのような形でストレッチャーのまま首下まですっぽり入ります。

するとミスト状のお湯がドーム内から噴射されます。ドームの脇からは手が入るようになっているので、看護士さんが体を洗ってくれます。自分で洗えるところは自分で洗います。

これすっごく気持ち良い!家に欲しい!体が動くようになってもこれに入りたい!

そう思うくらいに気持ちの良い入浴でした。家を新築する際には導入を検討します。きっとお高いんでしょうから無理ですけどね。

素敵な入浴タイムが終わると、体を拭いた後タオルケットをかけられ、自室に帰ります。タオルケットの下には(以下略)

これ・・・脱いだり着たりはお風呂ですれば良いんじゃ・・・

なぜわざわざ裸に布1枚の状態で往来のある廊下を移動するのか・・・いや文句は言うまい。

こうして念願の「入浴」を果たしました。

手間がかかるので毎日はもちろん無理ですが、週に2度くらいのペースで「ドーム風呂」に入れていただきました。大変幸せでございます。

さて、順調に進んでいますね。時はクリスマス直前頃。

目前に迫った年末に、果たして無事一時帰宅はできるのでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。

続きを読む→第20話「相棒は杖」

 
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