【第8話】病名が判明し、いよいよ手術へ向けての準備が始まる。

【第8話】病名が判明し、いよいよ手術へ向けての準備が始まる。
   

こんばんわ、kazuです。

昨日とは一転、寒い1日になりましたね。

今年も猛威を奮ったインフルエンザもようやく落ち着く兆しですが、この寒暖差でまた体調を崩す人が増えるのではないでしょうか。

私も癌を患ってから目に見えて免疫が落ちました。インフルこそかかりませんでしたが、この冬も何度となく体調を崩しました。それまでは頑丈が取り柄だったのになぁ・・・

皆様もくれぐれも体調にはご自愛下さい。健康は何よりの財産です。

さて、前回「類上皮血管内皮腫」と診断され、ついに治療が始まります。

私は、癌と判断されるまでずっと気になっていたことがありました。

それは「抗がん剤をするのか、しないのか」

これって結構大きいことですよね。

まず、私は「嘔吐」が嫌いなんです。胃腸炎になっても吐かずに乗り切るくらいのレベルです。

吐いたら楽になるのはわかっているんですけどね、その吐くことが辛すぎて我慢してしまいます。

抗がん剤の一般的なイメージって、「吐き気を催す」ことじゃないですか。

それは私にとって地獄の苦しみなのです。できれば経験したくない・・・

ちなみにもう1つ、抗がん剤のイメージといえば「髪の毛が抜ける」ことですが、そちらはあまり気にしていませんでした。女性にとっては大きな問題だと思いますが、私は男ですし、命の前には小さなことですよね(吐き気もかもしれないけど)

髪の毛問題については、抗がん剤を使うと決まったらすぐに自ら剃り落とすと決めていました。

「抗がん剤などに堕とされる我が髪ではないわ」

私なりの闘う覚悟です。

それに、抗がん剤を使って髪の毛が抜け始めると、少なからず精神的なショックを受ける方が多いそうです。

それなら先に剃ってしまおう作戦ですね。

ここだけの話ですが、私の遺伝子には確実に「ハゲの遺伝子」が組み込まれています。幸い今の所おとなしくしてくれていますが、早いか遅いかの違い程度に思っていました。

雑学的なものですが、抗がん剤で髪の毛が抜ける理由知ってますか?それは抗がん剤は「癌だけを攻撃する薬」ではなく、「急速に成長する細胞を攻撃する薬」だからだそうです。癌細胞は成長が早い細胞というのは有名な話ですよね。だからこそ早期発見が大事で、発見が遅れると命に関わるんです。その特性を突いて、成長の早い細胞を攻撃するのが「抗がん剤」なのです。髪の毛も成長が早い細胞なので攻撃されてしまうため、抜け落ちてしまうというわけです。

と、ここまで書きましたが・・・すみません・・・

私は抗がん剤は使っていません。

先生も悩んだそうですが、結局使わずにそのまま手術で取ってしまおうということになりました。

私もそうでしたが、癌になったら必ず抗がん剤と思っている方って多いんじゃないでしょうか。

私の癌が早期発見とは言い難いですが、早期発見などで比較的軽い癌であれば抗がん剤なしでも治療できるんです。

そしてそれは治療でかかる身体への負担を大きく減らせます。

なので人間ドッグなどの定期的な検査はとっても大事ですよ。

生活習慣などで癌になるリスクを減らすことも大事ですが、「もしも自分が癌になったら」ということを意識して、定期的に検査を受けましょう。

脇道に逸れっぱなしですので本題に戻します。

癌と判明→抗がん剤使わない、ということは、もう手術するだけですね。

「よし、じゃあ早めにやってしまおう!」といきたいところですが、そうはいきません。

ここは天下のがんセンターです。手術の予定はびっしりと詰まっており、病状が確定したからといってすぐ手術できるわけじゃないんですね。

ちなみに初診の外来予約も、私は地元の病院の紹介の翌週には来れましたが、普段はもっと間が空くそうです。

私の年齢が若いことなどを考慮して、無理をしてねじ込んで頂きました。マッチングしてくれた地元の病院にも感謝ですね。

すぐに手術できない理由がもう1つ。「自己血の採血」です。

詳しい術式については長くなるので次回に回しますが、私の手術はとても大変な大手術となります。

しかも患部が骨盤ということで大量出血が避けられません。とても輸血なしでは乗り切れないほどに。

交通事故などの緊急手術では輸血用の血液を使うのでしょうが、私の場合は計画手術であり、あらかじめ輸血が必要なこともわかっているので、それなら自分の血を取っておいてそれを使おうということですね。「自己血輸血」というそうです。

私の場合は400mlを3回か4回摂りたいとのこと。もちろん1日400が上限ですし、毎週抜くわけにもいかないので少しずつ期間をあけてのことになります。

そして季節は秋を超えて冬に差し掛かり、私の運命の手術日は2015年12月1日に決まりました。

その日に向けて準備をしていくわけです。

 

みなさん、「解夏」という映画をご存知でしょうか。

さだまさしさん原作の小説なんですが、ベーチェット病という病気で次第に視力を失い、最終的に失明してしまう男性の「失明までの苦悩」を描いた作品です。

いつか必ず失明してしまうという期間はとても怖い期間だと思います。そして本来一番辛いはずの「失明」によって、その恐怖から解放されるのです。

私はその気持ちがすごくよくわかりました。

手術後、私は自分の足で自由に動き回ることは困難になることが決まっていました。

その手術日までが私の「解夏」になります。

非常に感慨深い作品ですので良かったら観てみて下さい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。

続きを読む→第9話「そして手術へ」

 
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