【第5話】生体検査から病理検査。腫瘍について詳しく調べます。

【第5話】生体検査から病理検査。腫瘍について詳しく調べます。
   

こんばんわ、kazuです。

久しぶりに洗車をしました。手術直後は自分で洗車が出来るようになるまで回復するとは思ってもいなかったので、こういう日々の何気ない作業が出来ることに感動の毎日です。

さて、今日は前々回の検査の続きのお話です。

CTやMRIなど、いわゆる「画像診断」を終え、今度は腫瘍そのものを調べる「生体検査(生検)」という検査をします。腫瘍の1部を取り出して、病理解剖というものをして、その性質的なものを調べるってことですね。

その結果が「悪性」であれば「癌」ということになります。

腫瘍があるのは確実なんだから、悪性だろうが良性だろうが取ってしまえばいいじゃん。そう思っていた時期が私にもありました。

じゃあなぜ悪性か良性かを調べるかというと・・・「治療の仕方」が変わるからなんですね。

良性腫瘍の場合、それはもう取って終わりの話になります。

しかし悪性(癌)の場合だと、取って終わりというわけにはいきませんよね。そう、「転移」や「再発」が起こらない(起こりにくい)処置が必要になります。

腫瘍が悪性の場合は摘出にガイドラインがあるらしく、腫瘍そのものの周り2㎝ほどを多めに切り取る必要があるのだそうです。

癌細胞に犯されてる可能性のある部分は再発や転移を起こす可能性があるので、取ってしまおうという事ですね。

状況によっては抗がん剤や放射線治療で癌細胞を攻撃して小さくするような治療も行われます。

そういった判断をするための「生体検査」なんですね。

私の場合は「CT下穿刺」という方法で行われました。

読んでそのまま「CTを撮りながら針を刺して、腫瘍を少し吸い出して検査する方法」です。

長い針(太さはあえて聞きませんでしたし、見ませんでした・・・)を骨盤の骨の中に刺していくのに、まっすぐ腫瘍に向かっていっているかを確認する為に少し刺してCT、また少し刺してCTを繰り返します。

この検査・・・出来ればもう2度とやりたくありませぬ。

何より怖ぇ。針が骨を貫通していくんですよ?もう見てなくても解る。痛いじゃん絶対。

実際は半身麻酔をしてやるんです。ですけどね、半身麻酔だから「コーン、コーン」と針を刺しているのは解るんですよ。

私は10年ほど前に骨髄移植のドナーに選ばれ、骨髄提供をした経験があります。

その時も腰の辺りに針を刺して骨髄液を抜いたんですが、その時は全身麻酔だったんです。寝てる間に終わりました。それでも麻酔後には鈍痛がしばらく続きました。

今回は意識のある状態であれをやるのか・・・と思うと少し憂鬱でした。まぁ、病気を治す為だから仕方ないです。

CTは画像診断の時の場所とは違い、手術室のようなところにあるものを使いました。恐らく生体検査用のCTでしょうね。さすががんセンター。

手術用の服に着替え、ストレッチャーに乗せられて連れて行かれ手術室に入ります。

入って最初に思ったこと。「寒い。めちゃくちゃ寒い。」

すぐに技師さん?から説明されたんですが、CTは精密機械なので、室内温度が低い方が調子が良いそうです。パソコンをよく使う人はお馴染みの常識ですね。

そう言われて「ほぅ、なるほどね」などと思いましたが、途中で気づいたんです。

「じゃあなんで普通のCT室やMRI室は常温なんだ!?」と。

まぁ、そんな下らない質問ができるような状況ではなく、寒さと戦いながらの検査でした。

検査の内容的に下半身はモロ出しの状態ですが、ソッチは麻酔が効いているのでノーダメージです。問題は上半身ですが、電気毛布のようなものをかけて頂いたので徐々に寒さも気にならなくなりました。

そして肝心の穿刺ですが、これ本当に慎重にやるんです。少し刺してCT、少し刺してCT・・・これの繰り返しで、しかもかなりの時間がかかりました(3時間くらい)

その間、私はなされるがままでしたが(CTが通過するときは息止めをします)検査をしている先生はずっと集中しっぱなしってことですよね。外科医の先生の集中力って本当にすごいと思います。その集中力と研鑽された手技で命を救ってしまうんですもんね。主治医の先生には感謝してもしきれません。

途中1度、おそらく針が骨を貫通した瞬間に激痛が走りましたが、それ以外は何事もなく検査は終了しました。

結果は1週間ほどで出るとのことで、その日1日入院となり翌日に退院。

針を刺したところは案の定鈍痛を伴い、筋肉痛のような痛みが足の付け根あたりに響きました。

そして落ち着かない1週間を過ごすこととなります。

とは言っても、元々楽観的な私の性格と、この頃にはもうある程度覚悟が決まっていたところもあり、「怖い」と感じることはありませんでした。

 

そして1週間後、検査の結果を聞く日が来ました。

 

もう見慣れた形成外科外来の待合室で、いつものようにポケベルが鳴るのを待ちます。

ただ今回は、「検査の結果、あなたは癌でした」というドラマのような場面になる可能性があったため、いつもよりは緊張してたかな。

そしてポケベルが順番を告げ、診察室に入りました。

「ごめんねぇ、針生検で採ったのじゃよくわからなかったから、もう1回採らせて」

これが主治医の第一声でした。

「は?」

思わず笑ってしまいました。よく解らなかったって(笑)

針で抜いた腫瘍の1部が塊であれば完璧らしいのですが、私の場合は血液のようなものしか採れなかったそうです。

その時点で先生は「これじゃダメかな」と思ってたらしい。じゃあその時言おうよ(笑)

ドラマのような展開があるかも、と思って臨んだ診察で、ある意味ドラマのような展開になったのですが・・・

っていうか、もう1回アレ(穿刺)やるの???というのが顔に出ていたのか、

「次回は切開して直接腫瘍の1部を切り取るから」だそうです。

何はともあれ、また検査になりました。病理診断までの道のりは長い・・・

何度も書きますが、ドラマなどでは「身体の様子がおかしい」→「あなたは癌です」ですが、その間にはこういう綿密な検査があるんですね。

というわけで、検査のお話がもう1回続きます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。

続きを読む→第6話「ラスト・検査」

 
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